こんにちは、ぴーすけ(@pskpsk1983)です。

(※当記事の写真及び取材した内容は高知県の森づくり推進課、

林業大学校準備室の方から許可を頂き掲載しております。)

今年の春、個人的に気になるニュースがあったのですが…。

新国立競技場のプロジェクトでも有名な建築家の

「隈研吾」さんが、来年度から高知県立林業大学校

「校長」になるとのこと!

そうなんですよ、林業大学校といえば、

過去にぼくがチェーンソーの講習に行ってきた施設です。

これは何とも「大工×山師」のナリワイづくりを目指す人間としては、

実に興味を惹かれる感じになってきてますね!

調べてみたら7月末に「オープンキャンパス」があると判明。

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そんなこんなで、事前にFAXで申し込みをしまして…。

先週末、オープンキャンパスの会場へ馳せ参じました。

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少し登った丘の上にあるのですが、この日は燃えるような暑さでしたね…。

①学校説明会

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配布された資料を元に、

森づくり推進課の方々が説明してくださいました。

なんでも高知県立林業学校は今年で3年目、

3期生となる生徒は20名(4名が県外から)とのこと。

1期生と2期生を合わせてこれまで33名卒業し、

県内の林業事業体に100%就職済み。

今年までは1年間の基礎課程のみでしたが、

来年度から2年目の専攻課程(希望者のみ)も3つ開始し、

名を林業「大」学校へと改め、

さらに前述の隈研吾さんが初代校長へ就任予定。

なお、研修時間は月〜金の8時45分〜16時10分、

90分+10分休憩で1日4時限、

12時〜13時は昼休憩、

休みは土日祝(盆正月)、

合計1200時間の研修を予定…

つまりこれは普通に通年の「学校」ですね。

②チェーンソーによる造材の実演

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お次は屋外に場所を移して、現役3期生による実演の見学。

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みなさんこの灼熱の中、フル装備でお疲れ様です…!

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高知の現状は森林が約60万ha、

保有率で言うと84%もあり、

森の資源を活かせてるとは言い難く…。

この状況を変えるために高知県は今後

「1.原木生産のさらなる拡大」「2.加工体制の強化」「3.流通・販売体制の確立」「4.木材需要の拡大」「5.担い手の育成・確保」

の5つの柱を育てていくとのこと。

③高性能林業機械(フォーワーダ)の操作実演

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ちなみに1年目の基礎課程を3ヶ月過ぎた現時点で、

12個取得予定の「資格」はほぼ全て習得済みとのこと…。

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いやぁ、これはガチで魅力的ですね!

そして1年目の基礎課程の費用は

「128300円(研修費)+20万(装備代等)」だけ。

さらにサポート(給付制度)も充実!

「15万×11ヶ月=165万円」も出るとのこと。

ただし給付の条件として2年〜3年の林業事業体への「就業義務」と、

その対象になる業者が決まっているため条件を満たせなかった場合、

給付金の「返還請求」もありえるのでここは注意せねばですね…。

④新校舎の建設現場を見学

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お次はバスに乗り込みまして…。

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来年度から運用予定である「新校舎」の建設現場へ。

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施工業者である「岸之上工務店」さんによると…。

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メインのフロアの天井と床には新規格の集成材である

「CLT(クロス・ラミネイテッド・ティンバー)」

の5層(150mm)が使われているとのこと!

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サンプルが置いてありましたが、クロス(交互)に積層が接着されてますね。

ぼくも前々から注目していた「CLT」を実際に拝めることができて大満足でした。

そうそう、来年度から始まる2年目の専攻課程(各10名)は、

森林GISなどを活用するプランナーを養成する森林管理コース、

高性能林業機械や架線のエキスパートを養成する林業技術コース、

CLT建築の設計できる人間を養成する木造設計コースの3つなのですが、

木造設計コースのみ建築士の資格が必要とのこと…。

うーむ、なんだか超絶本格的な職業訓練校に進化するみたいですねぇ。

⑤現役研修生とのフリートーク

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司会進行は3期生の担当講師である松岡さん。

質問1:危険・重労働(3K)だと感じたことはありませんか?

※まだ山に入ったばかり(3ヶ月目)なので楽しいことを挙げて(司会の人から)

→伐木出来た時の快感がたまらない

→今週の月曜から山に入った

→以前の仕事は人が多いため手応え、やりがい0だったけど山では1人の役割が大きい

→大きい木を倒したい方向に倒せた時のスッキリ感、やればやるほど新しい発見

質問2:2年目の専攻課程は進む?進むとしたら何を選ぶ?

※現段階(3ヶ月目)で専攻課程に進もう考えているのは半分ほど(司会の人から)

→地固めのために森林技術のコースに進もうと考えている

→行くなら森林管理コース

→森林技術(架線、集材のレベルアップのため)に進もうかと

質問3:卒業後に林業界でしたいことはありますか?

→林業の賃金がリスクのわりに安いので改善したい

→あまり考えてない。仕事を安全かつ迅速に

→足場を固めて川上から川下まで見渡せるようになりたい

→効率よく動けるように、上手い人を真似る

→現場の上の人になって環境を良くし、たくさん新規就労する人を増やしたい

質問4:年齢層がバラバラだけどコミュニケーションはどうか?

※3期生からかなり平均年齢が下がっている(司会の人から)

→最初はギクシャクしてるけど今はフラットになってきてる

→人見知りで年齢差に悩んだが、気軽に話しかけてくれた

→年齢差があるほうが逆に良い

質問5:こんなはずじゃなかった!と思った部分はないか?

→実技主体かと思ったら座学の勉強が想像以上に多い

→重機の試験も筆記がある(ボーっとしてては免許はとれない)

質門6:どこからどのようにして学校に通っている?

※近くに高知工科大学があるので大学生向け物件は多い(司会の人から)

→香美市のお試し住宅に住んでいる

→市内からバイク(そのために免許取った)

→高知市内(が多数)

⑥個別相談会

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たくさん質門させて頂きましたが、

ここでは1番みなさんが知りたいであろうことをピックアップします。

質門1.給付金は就業義務があるが、就職後に副業は可能?

→会社によりけり

→そもそも林業は土日休みが少ない

→雨が降ったらチェーンソーがダメになるために休みが多い

→休んだ場合は歩合制な場所が多いため給料が減る

→その振替で土日に働くケースが多い

質門2.小規模(自伐型)林業については学校としてどう捉えている?

→それなりに大きな事業体で経験してからを推奨

→なぜなら事業体で技術と人付き合いを得たほうが近道だから

→それでもやりたいなら通年ではなく数日〜1ヶ月間の短期課程もある

→副業として特用林産物も良い(林業は炭焼きとの相性良し)

→しきびさかきも副業として良い(中国産が9割で国産需要が追いついてない)

質門は林業大学校HPにて随時受付中とのこと!

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※公式HPはコチラ→高知県立林業大学校 | KOCHI PREFECTURAL FORESTRY SCHOOL

ということで、短い時間でしたが濃い内容となりました。

今年は広報に力を入れているために倍率は高そうとのことですが…。

ぼくもダメ元で受験してみようと思います!

進展あり次第またレポートしますので、良かったらチェックしてみてくださいね〜。

ということで、脱サラ&移住の現場からは以上です。

 

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