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みなさんこんにちは、空気は読めるけど読まないようにしているぴーすけです。

■1.現役格闘家の集大成が「生々しさ」とともに綴られた本

格闘技ファンなら知らない人はいないのでは?そう、あの ONE FC 世界ライト級王者の青木真也選手(@a_ok_i)がなんとこのタイミングで自叙伝を発表されました。

こういったものは成功者が引退後に書くイメージが強かったのですが、読んだら「現役で戦っている時にしか書けない生々しさ」がパンパンに詰まっていると感じたのですよね。

そして、そのメンタリティは格闘技界に限らず、むしろビジネスで成功するために必要なことじゃないかと思ったワケでして。

脱サラ&起業したばかりのぼくにとって、これからの1歩を踏み出すための非常に心強い言葉たちがそこにいたんですよ。

ということで、今回はぼくがビビッときた部分をご紹介させていただきます!

■2.「空気を読まない」ということが希少価値を生み出すということ

▼同調圧力との戦い

柔道は、「背負い投げ」と「内股」「大外刈り」の〝ビッグ3〟を得意技にしなければいけないような、暗黙の了解がある世界だ。

トリッキーな寝技に偏っていた僕が、どれだけ勝利を収めてもついて回るのは「なんだ」という言葉になる。

「なんだ、その柔道は」「なんだ、あの技は」 中学卒業まで、ずっと否定されてきた柔道人生だったが、正統派を求められる同調圧力との戦いだったとも言い換えられる。

指導者から「これが正しいんだ」と高圧的に指導されたら、言われたことを盲信してしまってもおかしくはない。

なんというか、これは格闘技に限った話でもないのですが…伝統を重んじるこの国はいつの時代も「正統派」という名のメインストリームに教え子をブチ込もうとしますよね。

でも、圧倒的多数の競争が存在するような、そんなレッドオーシャンの中で戦ってどれぐらいの勝ち目があるのでしょうか?

そういった意味で、ぼくは「勝てる場所はいったいどこなのか」を教えることが指導者が本当に少ないと感じています。

青木選手は中学校時代からそういう雰囲気を敏感に嗅ぎ取り、抵抗し続けます。

▼自分自身の価値に対する危機感

しかし、僕は空気を読まず、その圧力に飲み込まれずにいられた。

「大きなお世話だ」と心の中で叫んでいた。

いくら勝っても指導者たちからは、何かしら難癖をつけられていたが、勝てなくなったら、僕の存在価値なんて本当になくなってしまうと、僕自身が一番わかっていた。

味方がいない僕にとって、結果を出さないことは死を意味していた。

まず、青木選手がティーンエージャーで既に「自分は価値を生み出せているのか」という自問自答をしていたというセンスに驚愕しました。

ぼくがそれぐらいの年齢の時なんて、同級生たちの溜まり場で麻雀三昧でしたよ。いまとなってはものすごく後悔していますね…。やはり成功者は先見の明がありますなぁ。

とにかく、フリーランスは価値を生み出せなければソッコーで息絶えるのは確かですし、価値の有無を確認する習慣を身がつくのも早ければ良いのも間違いないですね。

▼長い間空気を読まなかった結果

周囲に流されることなく、常に隙間を探し、新たな技術を追い求め続けてきたことは、結果的に僕の選手としての市場価値にも繫がっている。

総合格闘家として、僕以上に特徴的な寝技師は、世界を見渡してもいないのではないかと思う。

「『シンヤ・アオキ』といったら寝技だ」と、世界中の格闘技ファンが口をそろえてくれる。

他に比較対象のない特異な戦い方をするので、格闘技イベントの主催者も、不可欠な選手と見なしてくれる。

他に存在しないもの、そして簡単に真似ができないというレベルの「商品」を市場に提供できるようになった青木選手。

「◯◯ならアイツだ」と呼ばれる状況を作り出すのは全フリーランスのテーマでしょう。

勝てる隙間、そしてブルーオーシャンを探し続けた結果、孤高の存在になれるというのを証明しています。これはある意味で偉業といっても過言ではないのでは?

■3.凡人がフリーランスで成功するために必要な「縁切り」という感覚

結局、人間の身体はひとつで、腕も足も2本ずつしかない。

服や時計、靴がいくらあっても、使いきれないのならば、持っている意味はないはずだ。

一事が万事という言葉があるように、不要なものをすべて捨てるこだわりは、無駄な人間関係をなくそうとする姿勢につながっているとも言える。

僕みたいな才能に恵まれていない人間が一流を目指すのであれば、生活から贅肉を削ぎ落として、極力シンプルにするしかない。何が要らないかをハッキリさせるしかない。

流されるがままに不要なものを持ち、意味のない食事をして、価値観の合わない人と付き合っていては、本当にやるべきことに集中できない。

可能な限り、余分を捨てて生きていこうと思っている。

青木選手のいうこの「縁切り」という感覚、ものすごく共感しますね。

ぼく自身、脱サラ&移住&起業で、かなり多くの「縁切り」をしました。

必要な時に力を合わせる「戦友」はいますが、目的もなく遊びにいく友達は0人です。

でもだからこそ、こうして古民家再生プロジェクトに注力することができて、ブログの読者さんも増え続けているワケでして。

世の中には、全てを持ったまま前に進んでしまう超人というか天才がたまにいて、圧倒的なスターになってたりしますが、ぼくはそんな器じゃないのはわかりきってます。

そんな人間が結果を出すためには、鉛筆を削って尖らせるように色んなモノをそぎ落としていくしかないんですよ。

そうしないといけないし、そうすれば結果が出るんだという実感もありますね。

■4.負けを「おいしいこと」と捉えて価値に変えていくというセンス

ただ、勝ち方だけに注目しても足りません。負けた時の考え方も超重要です。

170万回も再生されているコチラの動画、当時めちゃくちゃ話題になったので覚えている人も多いのではないのでしょうか。

2010年の12月31に行われた、青木選手と長島選手の異種格闘技戦の映像なのですが、問題はその内容でして。

ひとことで言いますと、このときは変則的なルールの試合で1ラウンド目は長嶋選手に有利、2ラウンド目は青木選手に有利な流れだったのです。

そこで青木選手が取った戦略は、不利な1ラウンド目をブーイング覚悟で逃げ切り、有利な2ラウンド目で一気に攻勢を仕掛けるというものでした。

とにかく1ラウンドで相手の打撃を回避することさえできれば、寝技が解禁される2ラウンド目で、一気に勝負をかけられるという思いだった。

そして、作戦通り1ラウンドを無傷で乗り切り、迎えた2ラウンド。

当然、僕が簡単に主導権を握るはずだった。

しかし、開始直後、寝技に持ち込もうとタックルを仕掛けた瞬間、カウンターで相手の膝蹴りをまともに食らってしまった。

結果は失神KO負け。

漫画のような展開に、会場は大爆発。

多くの観客が「青木ざまあ見ろ!」と思っていただろう。

あの試合は、僕が日本中の恥さらしになった一方で、格闘技を普段見ない人の間でも話題になり、良くも悪くも僕の知名度を上げてくれた。

世間の人が「あの青木真也」と言うときの「あの」は、この敗戦を指している。

どんなものであれ、「あの」を持っていることは選手としての僕の価値になっている。

今では、あれが僕の「代表作」であり「財産」だと言うことができる。

勝負事はどれだけ勝ちに徹しようと、負けるときがあるものだ。

偉そうなことを言って負けたときには、世間から叩かれたり、バカにされる。

それは、正直言って苦しい。

しかし、大事なのは「負けを勝ちにする」ということだ。

派手な負けは「こんなにおいしいことはない」と捉えることもできる。

負けを転がして自分の代名詞にしないともったいない。

そう、結果は大失敗で、世間的に言えば青木選手は大恥をかいてしまったのです。ですが、長い目で見たら自身の知名度を飛躍的にUPさせた出来事でもあったのですよね。

この「試合に負けて勝負に勝つ」という感覚は、先日レビューしたホリエモンの自叙伝にも通じるものがあると思いました。

参考記事:ホリエモン( @takapon_jp )の「我が闘争」を読んで自分との戦いを己に問う(人生ドロップアウトドア)

ホリエモンは「球団買収で負けたが投資ほぼゼロで100億レベルの宣伝効果があった」と述べています。そういったビジネス的センスを青木選手も持っていると感じたワケです。

そして、これは脱サラ&起業したばかりのぼくにとって非常に勇気を貰える部分でして。

大きな挑戦をした時、派手な失敗をしてしまっても価値に変えることは可能ということ。

そしてそれを「おいしいこと」だと捉えて次の1歩のエネルギーに変換するということ。

これはビジネスに限らず、世の中を生き抜くために必要なことなんだとさえ感じますね。

■5.安易に夢を語らずしっかりと「計算」していくことの大切さ

契約の交渉は通常、団体の事務所で行うものだが、僕は事前に「ファイトマネーを値切るなら会わない」と伝えている。

商品としての自分の単価を一度でも下げてしまうと、次戦や他団体との交渉においても、際限なく下げられてしまうからだ。

中には、ギャランティーが安くても「いいな」と思う仕事もあるが、やりたい気持ちをグッと抑えて、はっきりと断るようにしている。

自分から「試合に出させてください」というような姿勢では、相手も「試合に出させてあげる」と足元を見てくる。

極端な話だが、「タダでも出られればいいんだろ」と甘く見られることにもなりかねない。都合の良い選手ではなく、相手に「出てくれませんか」と、求められる選手になることは必要だ。

フリーランスにとって、自分の価値を自分でつくるという意識は大切だ。いいように食い物にされてから気づくようでは甘い。

〆はお金の話。なんと青木選手はエージェントを介さず自力でギャラ交渉をされてます。

でも、これはフリーでやっていくには最重要なポイントだとぼくも感じてます。

「自分を安売りしない」ということが、生き残るために超ウルトラ大切なんですよね。

ちなみに、ぼくのブログが知名度UPしたのか少しずつ組織や団体から見学を申し込まれることが増えてきたのですが、ギャラ0の案件はとりあえず今んトコすべて断ってます。

ま、個人ならまだ交渉の余地がある(DIYや開墾のお手伝い等という対価との引き換え)のですが、Win-Winの関係が前提じゃない話が多いので絶対に交渉が必要ですね。

そして、感情とは切り離して冷静かつ客観的に計算することも商売の基本でしょう。

ファイターが生涯戦える試合を40戦とするならば、1試合が40年間働くサラリーマンの1年分に当たる。

大卒の生涯賃金と言われる3億円を、選手生活だけで稼ぐと考えるのであれば、大雑把な計算で1試合のファイトマネーを800万円に設定する必要がある。

そう考えれば、1試合とて無駄にすることはできない僕は引退を35歳と設定し、そこから逆算し、年間いくら稼がないといけないか考え、常にファイトマネーの交渉に臨んできた。

ここらへんとか、なんのビジネス本かと思いましたよ。

青木選手は格闘家としてだけではなく、ビジネスマンとしてキャリアをスタートさせていても成功していたのではないのでしょうか?でもだからこそ今の姿があるのでしょうね。

そして、ぼく自身も最近ギャラ交渉の感覚を少しずつ身につけてきてる実感があります。

というのも、会社員時代は友人価格という馴れ合いの温床だったのですよ。

そういう観点から「フリーランスはいかに空気を読まずに自分の価値を提示することができるか」が非常に大切なのですよね。友人だから、という感覚は捨てないとNGです。

なので、きっとそこを理解しないと脱サラ&起業は成功しません。

そんなこんなで、この本はぼくがぼんやりと感じていたことがものすごく的確に言語化されていて読了後は最高にスッキリしましたね!

いかがでしょうか?これから脱サラ&起業をしようとしている人や、何か新しいコトを始めようとしている人はぜひ手にとって見ては。自信を持ってオススメいたしますね。

きっと、いろんなことを吸収できると思いますよ。以上です。それではまた!

※追記:紙の本が売れすぎて入荷待ち状態ですが、Kindleの電子版ならソッコーで手に入るうえに20%のポイント付きです!ぜひぜひご参考までに〜。

 

■オマケ:同じ担当編集者が関わったコチラの本もオススメです!

実は、本書を手にとった理由は著者以外にもう1つ重要なポイントがありました。

それは個人的に注目している「ヤケドしそうなほどアツイ情熱的な編集者」の箕輪厚介さん(@minowanowa)が関わっていたからです。結果的に買って正解でしたね。

その人が関わっている別の本もレビュー記事をUPしてありますので、よかったらチェックしてみてくださいませ!下記↓のリンクより飛べますぞ〜。

参考記事:見城徹「たった一人の熱狂」という本を読んだらアツすぎて心が火傷した(人生ドロップアウトドア)

著者が誰か、じゃなくて、編集者が誰か、で本を買ってみるのも面白いですよん!

 

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