こんにちは、ぴーすけです。「いえづくり教習所・その後」編のスタートですぞ。

「いえづくり教習所」のアフターサービスで耐震補強業者登録


ぼくは2015年8月3日(月)~8月28日(土) の約1ヶ月間、ワークショップ「いえづくり教習所」に参加してきたんですけどね。

参考:「いえづくり教習所2015」まとめ&あとがき(全51記事)

所長が「高知県では、耐震補強業者として登録すれば、補助金を活用して耐震事業ができるので、十分な大工技術があって、責任を持って耐震工事を行える人はぜひ登録すればいい!」とのことでしたので、久しぶりに高知市内から安田町の「ぶんたんハウス」に行ってまいりましたよっと。

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約一月ぶりに所長と、高知県内に在住のメンバーと再会です。みなさんお元気そうで何よりですなぁ。

登録前にブログで発信し続けるリスクを把握

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「業界の話」
  • 最近の建築業界は新築が少ない
  • だからリフォームがターゲットとされている
  • 都会では熾烈な競争が繰り広げられてレッドオーシャンである
  • 工事がややこしいため田舎では耐震にかかわる大工さんが少なくブルーオーシャン
  • だから田舎ならこれだけで食べていける可能性もある
  • ただし田舎でもデマを言いふらされるなど足の引っ張り合いはある
  • ということは都会はもっとひどく潰し合いがある
  • つまり話題になればなるほどそういった批判合戦のカモになる
  • そのリスクを承知でブログで発信し続けるのか
  • 発信し続ける場合は独自の業態であるなどオリジナリティがなければ厳しい
  • ただの耐震補強業者としてやってたら干される可能性は大
結論:自分(ぴーすけ)には立ち止まってる時間などないのでやってみてから考える(高知空き家活用団体のプロジェクトゼロの家は可能なかぎり早くスタートさせたいため)

業務の流れ

①耐震診断
「現地調査」
  • 依頼料3000円で耐震診断士に調査を依頼できる
  • 県から登録している診断士に割り振られる→窓口で診断士を指名もできる
  • 耐震診断士には調査料が支払われる
  • 賃貸物件の場合は、所有者の同意が必要
  • PCで構造計算→数値が1を超えたらOK→だいたい0.2〜0.3の物件だらけ

※詳細はhttp://www.pref.kochi.lg.jp/jyuutaku/subtop/にて確認

「報告書作成」
  • 提案と概算の内容も入れると契約が取りやすい
「報告」
  • この時点で様々な提案もする
「概算提示」
  • 補助事業を行うには細かい見積もりが必要だが、設計士に依頼することができる
  • 交通費や雑費などもしっかり入れるべし
「契約」
  • 契約後の追加の相談はすべて書類に残しておくべし

②耐震設計
「申請」
  • 最初はまだ壊してないのでおおよその内容
「精密診断」
  • 一部破壊して診断(シロアリなど)
「構造計算」
  • 数値を1以上にする→所有者の希望や場合によっては2以上にしたりもする
「図面作成」
  • 可能なかぎり詳細もつけて提示する
  • ここまでで、物件にもよるが約30万円が耐震設計費用として必要
  • ただし設計料の三分の二が補助金で返ってくる(30万円の設計料なら補助金20万円)

③耐震改修工事
「申請」
  • 工事の申請手続きは施工者が行うが、設計士に依頼することもできる
「材料発注」
  • ここまで元請けして各工事は外注でもよし
「工事」
  • 工事管理は社内設計士にやらせるが、社外設計士にも依頼できる
「完了検査」
  • 施工箇所はすべて証拠写真が必要
「実績報告書作成」
  • 提出すると、自治体によって異なるが90万円~120万円の耐震補強工事の補助金が自治体から出る

結論:数人規模の施工業者が、一定の利益を確保したうえで工事金額を提示しても、大規模の工務店よりは経費を抑えることができるので、十分に戦える→ただし前述のとおり熾烈な批判合戦に巻き込まれる可能性が大

余談

「工事したことのない耐震診断士は要注意!」
  • 昔は、耐震診断料だけ貰えたらあとはどうでもいい、という無責任な設計士が多かった→現在は、適切な診断士を派遣する流れになっている
「わけわからん建物の事例」
  • 石の上に柱が2F天井まで→90角の横材を入れて筋交いを入れる
  • 上の柱が横にズレて宙に浮いている→筋交いを足してもNG
  • その家を建てた大工さんが、「この家は地震がきても大丈夫」といってきても無視するべし!
  • 同じカベで違う年代の家がくっついてたり→梁がつながっている場合は、二棟の家を一括で強度計算するべき→構造材が一定距離以上離れていたら別棟として計算すればよい
「いえづくり教習所を別の場所で開催するとしたら」
  • 「授業料」と「連続した期間」はあったほうがいい→出会いと遊び目的だけで来るとケガをする可能性が高い
  • 来年は嶺北地方で開催できないか→検討してみよう
  • 「座学」と「実技」の完全分離→座学は市内で一週間ガッツリで実技は3週間現地でなど

ちょっとだけ実技(続きは後日)

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  • おもむろにバールのようなモノを取り出した所長
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  • オラァ!とみんなの思い出の詰まった「ぶんたんハウス」を破壊し始める
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  • おお…これは!
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  • 破壊活動楽しいです!
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  • ヒャッハー状態になりながら解体
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  • ただしクギなどに注意して安全第一でね
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  • 「ぶんたんハウス」は腕の良い大工が施工したっぽい
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  • ちなみに耐震補強工事は、物件にもよるがプロの大工が一人で約3週間かかる
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  • 耐震金物を施工する場合には、天井を一部壊す必要があることもある
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  • 隣の部屋の天井はそういった事例の名残
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  • 実際に金物を取り付けるのはまた次回!
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  • 「いえづくり教習所」第一期はもうちょっとだけ続くんじゃよ

次回に続く!

ということで、ぼくらの冒険はこれからだ的なノリで「いえづくり教習所・その後」編をスタートします。みなさんお楽しみに!